M&AでExitした起業家が、クロージング前にシンガポールへ移った理由
事業をM&Aで売却する直前に居住地を移したExit起業家。タイミング設計を誤れば取り返せない、Exitと移住の交差点について聞いた。
なぜ海外移住を考えたか
事業の売却(Exit)が現実的になったとき、最大の論点はキャピタルゲインの課税でした。日本で全てを受け取る場合と、非居住者として受け取る場合では、手残りが大きく変わります。
人生で一度の大きな意思決定だからこそ、税務を含めて最適な形にしたいと考えました。
移住先をどう選んだか
UAEとシンガポールで最後まで迷いました。無税のインパクトはUAEが上ですが、買い手・投資家・専門家とのコミュニケーション、そして移住後の生活の連続性を考えてシンガポールにしました。
ビザ・税務・法人設立で苦労したこと
最も神経を使ったのは「いつ非居住者になるか」のタイミングです。クロージングの前に居住実態を移し切れているか。ここを1日単位で税理士と詰めました。後からでは絶対に取り返せません。
家族・教育・生活面
夫婦のみなので身軽でしたが、それでも住居・口座・保険の立ち上げに数ヶ月かかりました。生活コストは高いものの、移住後の精神的な余裕は大きいです。
事業への影響
Exit後はエンジェル投資と次の起業準備に時間を使っています。シンガポールは投資家・起業家のネットワークが濃く、次の一手を考える環境として理想的でした。
資産管理・金融機関
売却資金はプライベートバンクで分散管理しています。為替・通貨の分散と、次の投資へのアクセスを重視した設計にしました。
これから移住する経営者へのアドバイス
Exitと移住はセットで設計してください。クロージングが見えてから動くのでは遅い。最低でも半年前から、税理士・ビザ・銀行を並行して進めることを勧めます。
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